コラム
「体育」と「体操」、このよく似た言葉の違いを考えたことはありますか?
習い事の教室名としても体育/体操の両方が使われていますが、ダンロップスポーツクラブでは”体育スクール”です。とりわけ上級クラスのレッスンでは鉄棒や跳び箱、マット運動など、体操競技の基礎技術を練習していますが、それでも”体育スクール”と呼んでいます。
まちがえた訳ではありません。学校の教科の名前でもある「体育」という言葉には、こんな意味が込められています。”身体能力にくわえて、知識や思考、判断力、そして価値観を育む”-ダンロップスポーツクラブの体育スクールが「体育」なのもその思いからです。
ダンロップスポーツクラブの体育スクールは、”体操などの運動を通じて健康で強い身体をつくり、そして大人になってからもスポーツに親しめる素養を育むこと”を目的としています。
健やかな成長の「基礎づくり」を体育スクールで始めてみませんか。
「運動はどちらかというと苦手だから…」、習い事にスポーツを”選ばない”理由だそうです。いや、それはむしろ選ぶ理由では…。「スポーツの習い事もいっぱいあって迷ってしまって…」、迷ったら体育です(と、わたしは思います)。体育スクールで行う”体操競技の基礎練習”にはこんなメリットがあるのです。
【メリット】
体操競技には、鉄棒、跳馬、床など様々な種目があります。ダンロップスポーツクラブの体育スクールでも、鉄棒、跳び箱、マットをはじめ、トランポリンなど様々な種目に挑戦します。なので必要とされる運動要素はもりだくさん。握る、回る、引く、押す、走る、跳ぶ、支える…。
技の習得過程で基礎運動能力の向上が期待できます。”イメージ通りに身体を動かせること”は様々な運動の基礎になるのです。
「でも、オリンピックを目指している訳じゃないし…」、そんな言葉もよく耳にしますが、スポーツは”選手になって勝つこと”だけが全てではありません。それに、レジャーや日常生活を安全に健康的に送るためにも基礎運動能力は大切です。
苦手を克服して「できる」をふやす体育スクールを始めてみませんか。
「ココをなおすと良いよ」と、ついつい”できないところ”を指摘してしまいがちじゃないですか?意識の高い選手には、端的な指摘がベストな時もあるかとは思います。ですが「ココが上手にできたね」とほめられると嬉しくてがんばる気持ちが湧いてきます。
いつも跳び箱を越えられずに、跳び箱の上に座ってしまう子がいました。それが、その日は逆に勢いがつきすぎて前傾になってしまいました。おなかの下に手を入れて支える補助で安全は確保しましたが、いつもとは違う感覚に怖さを感じたかなと心配しました。
でも「良い踏み切が出来たね!」とコメントすると笑顔で返してくれました。次も勇気を出して踏み切ることができ、それから空中でのバランスを習得するのに時間はかかりませんでした。
”できる”ことを”ほめて”のばす体育スクールにいらしてみませんか。
ダンロップスポーツクラブでは、毎年クラブ内の体育大会を開催しています。緊張の中、優勝を目指してみんながんばります。もちろん優勝できる子も優勝できない子もいます。
でも、コーチは競技の結果がどうであっても、みんなを”いちばん”だと思っています。がんばらなくても良いということではありません。”がんばること”そのものから得ることが大きいと思っているからです。
コーチは「今なにを伝えるべきか」を考えます。みんなそれぞれに対して考えます。”技術”かもしれません、”勇気”かもしれません、体操のことではなく”マナー”や”お話を聞くこと”、”お友達となかよくすること”かもしれません。みんなのことを、それぞれ”いちばん大切”に思っているので、それぞれに「今なにを伝えるべきか」を考えます。
新しいお友だちとも体育スクールであえることを楽しみにしています。