【研修生成果報告会】スタッフ活動日記
おしらせ
2022.02.06
柔道整復師・鍼灸師の井坂です。
研修先の東京有明医療大学附属鍼灸センターで2021年度の研修生成果報告会が行われました。
2021年度は、13演題が発表されました。鍼灸院に来院される症状の70〜80%は肩や腰の痛みの整形外科疾患ですが、本年度の発表内容は、10演題が内科的疾患、心因性の疾患によるものでした。整形外科疾患以外の疾患で鍼灸治療を選択される患者さんが多くなっているのだと思います。
私の演題は、『脳脊髄液減少症に付随する不定愁訴に対する鍼灸治療の一症例』です。交通事故のあと、むち打ちと診断されてその後体調がすぐれない症状が長引く場合は、脳脊髄液減少症の可能性もあります。
脳脊髄液減少症に対する鍼灸治療は、長野式を用いて改善したという報告もあります。病態機序も不明な点が多く治療法も確立していませんが、脳脊髄液減少症の周辺症状改善に鍼灸治療を試してみるのも選択肢の1つだと思います。