【線維筋痛症】スタッフ活動日記
おしらせ
2022.01.08
スタッフ若梅です。
鍼灸をしてみようと思うきっかけの一つとして、「体の痛み」があると思います。
慢性的に痛みを感じる疾患の一つに、「線維筋痛症」というものがあります。耳慣れない疾患と思う方も多いかもしれませんが、日本では「関節リウマチ」よりも有病率が高く、悩まれている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
当院でも、「線維筋痛症」と診断され長年痛みに悩まされている患者様が通院されていますが、
・PCで30分ほど調べ物をした
・料理を作る為に包丁を使った
など短時間の作業でも、身体に痛みを感じ熱や頭痛と外出も困難といった症状が出てくるとおっしゃっていました。
こういった「痛み」というものは実際の患部に原因があると考えがちですが、「脳内の痛みの神経に炎症」が起こるという事もわかってきました。
線維筋痛症は、脳内の痛みの神経が暴走し、光や風といった健康な状態では気づかないような刺激ですら「痛み」として感じてしまう病気です。
鍼灸治療では、「痛みの緩和」に対するアプローチをしていきます。
長期間をかけてゆっくりとではありますが、痛みの度合いや患者様の訴える症状に変化が出ている状況です。
原因不明の痛みの緩和として、鍼灸が役立てばと思います。